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9月

 正 直


今、マスコミの話題になっている事件に「障害者雇用水増し」問題があります。これは「障害者雇用促進法」で障害者の雇用を推進するために国が各事業所に障害者を一定の割合で雇用することを義務化したものです。

違反すると罰金が科せられ企業名が公表されるという厳しいものです。

ところが実際は、中央官庁だけでなく各都道府県も不正行為をして雇用数を水増ししていたことが判明しました。茨城県も入っていました。

法律を作った国が法を守っていなかったのです。しかし官庁には罰則も罰金もありません。決まり文句は「理解が不足していました。」です。

今はうやむやになってしまっていますが一時大きな話題になった「森、加計問題」「財務省公文書改ざん問題」その根底には正直に自分の間違いを認める気持ちが欠けています。

社会福祉法人には毎年、県からの監査があり、県庁職員が園に来て厳しく検査します。これは私たちにとって一番緊張する時期です。

少しでも間違いがあれば指摘を受けます。我々民間には正直に社会福祉法人を運営することが要求されています。

園運営をする規則は年々増え続け、今はその理解だけでも大きな時間がかかります。文書を書き換え勝手に作ることは許されません。認可取り消しになってしまいます。

正直は社会形成の基本です。神様は「嘘」を一番嫌います。幼い子供でもうそを言うことがあります。幼い子供の嘘はすぐにばれてしまいます。

子供たちに嘘は悪いことと教えることは大事なことです。しかし、またとても難しいことでもあります。

正直は人間の基本です。良いことは教えますが嘘は教えなくても出てきます。エリート官僚も嘘で失脚する例は多くあります。

教育の基本は「正直」です。人間で最初に嘘を言われて騙されたのはアダムとエバです。そのため罰を受けエデンの園を追い出されました。嘘を言って得することはありません。

8月

3歳未満児の保育と教育


先月、未満児保育の大切さを書きました。

国は幼稚園、保育園、認定こども園の保育指針や教育・保育要領を平成30年度に大きく変えました。三つの内容がほとんど同じ内容になっています。そして施設の違いでなく年齢ごとの保育が細かくなりました。

3歳児未満、特に乳児保育の大事さが大きく加えられています。それは3歳未満児の育ちが一生の育ちの基本になると認識されたからです。

一つは「愛着関係」の大切さが取り上げられています。未満児は多くの援助を必要とします。オムツの取り換えを保育士がします。自分が出したものをきれいにし気持ちよくしてくれる人がいることは乳児にとって安心感を生み出します。

また食事もそうです。保育士が一人ひとりに寄り添って食べさせてあげる。子供たちは先生の手を借りて美味しいものが食べられる。これらは子どもたちの中に大人に対する「愛着関係の形成」を生み出します。

保育士は一人ひとりに愛情をもってこれらのことを乳児にします。「愛着関係」は健やかに伸び伸びと育つ健康な面を育みます。

また保育士の保育によって身近な人との気持ちが通じ合う人間関係を生み出していきます。これを新保育指針では「非認知能力の形成」と呼んでいます。

繰り返し行われる幼児虐待。そこには親子の間に「愛着関係」はありません。

「こひつじ園」には乳児からの園児がいます。お預かりした乳児一人ひとりを大事にし生活援助の必要なこの時期に声かけ、手をかけ、愛情をかけられるお子さんは幸せと思います。「三つ子の魂 百まで」は昔の人たちが大事にしてきたことです。

子育ては大きな仕事です。それも機械(AI)に任せることのできないものです。特効薬のようなものはありません。昔も今も一つ一つが大事なことに変わりはありません。

今回、そのことが理論的に示されたと思います。人間成長期の中で最も大事な時期を「こひつじ園」で過ごすことが出来よかったと思える保育が我々の目指すところです。

保育士と園児の豊かな愛着関係、それにもまして親子の愛着関係を大切にしていきましょう。

7月

今日の保育


新年度が始まって三カ月過ぎました。新入園児はだいぶ園生活のリズムにも慣れてきました。

進級した園児たちは、ますます成長し行動も知的な発達も大きくなっています。そしてやがて卒園して小学生になります。卒園式は感動的な時になります。

卒園生を担当した先生は一人ひとりの名前を読み上げます。園児たちがここまで成長した背後には、何もわからない赤ちゃんで入園してからすべての生活にお手伝いをした先生たちの存在があります。卒園式は卒園生を担当した先生にスポットが当てられます。

私はここまで成長した園児たちに手をのばし、目をかけ、心配りをした色々な先生たちがあったからこそと思っています。

私たちの園は「認定こども園」です。ゼロ歳の園児がいても法的には「学校」扱いになっています。幼稚園と同じように。すべての年齢層の園児に教育が求められています。

「こひつじ園」の先生たちにはすべての年齢の園児に保育教育を経験してほしいと思っています。そのことによって一人ひとりの園児がどのような成長をしているか身をもって理解する必要性を感じるからです。園児の成長を総合的に理解することはとても大事です。保育教諭の働きはチームプレーです。

年間の行事の中で卒園式は多くの注目が集まります。お子さんの成長した姿を見ると心あつくなり思わず涙がこぼれます。そこまでの成長過程にはいろいろな先生たちの頑張りがあります。

今年は梅雨明けも早く、連日暑さの中にいます。今月も年齢に応じた保育教育が続けられています。

今、自分のお子さんを担当している先生の働きに関心を寄せてください。卒園式にさくら組以外の先生は中心に立てませんが、そこまで育ててくれた他の先生方にも感謝の思いをもって頂けたらと思います。

先生たちも色々な年齢層を経験してさらに奥の深い保育教諭を目指していきます。卒園式にはすべての先生たちにスポットを当てましょう。そして今日の保育を大事にしましょう。

6月

野菜が美味しいです。


卒園式の流れの中に「お別れの言葉」があります。一年間の思い出を4月から一人ずつ短いセリフを言います。

その中に「園長先生に作ってもらった野菜美味しかったです。」があります。何年もこの言葉が続いています。旧園舎時代からのセリフでだいぶ長い間卒園式に使われています。

5月29日(火)にさくら組さんが畑に来てキャベツの収穫をしました。畑にあるキャベツに私がナイフを入れて切り取りそれを園児たちが手に持ちます。

大きなもので2キロを超えます。「わー重い!」と言いながら次々に手渡していきます。園児たちはキャベツを手にし重みを体で実感します。

肥料は園で出た残飯を使っています。取り立てはみずみずしくそのままサラダ感覚で食べてもパリパリしておいしいです。

園児に生葉は禁じられているので私だけが生を食べます。手にしたキャベツを厨房に持っていきその日の味噌汁の具になりました。取り立てで美味しくみんな残さず食べてくれたと先生から報告がありました。

小さな苗が大きく畑で育つ。野菜の成長を見、それを食べる。

「食育基本法」という法律があります。「早寝、早起き、朝ごはん。」が学校の標語の中にあります。畑には昨年からスイカが加わりました。

食べることは生きる第一歩です。とても大切なことです。人類の歴史は食べることから始まっています。日本では食べないで廃棄されている食料が膨大になっているといわれています。食育基本法は食べることの大切を謳っています。

就学前に食べることの大切さを学んでほしいと思っています。

野菜の嫌いな子が少なくなることをも願っています。

5月

求めるべきもの


ある人の祈りが聖書に書かれています。その人は神様に2つのことを求めました。

一つは「むなしいもの、偽りの言葉をわたしから遠ざけてください。」

二つ目は「貧しくもせず、金持ちにもせず、わたしのため定められたパンで私を養ってください。」

この祈りをした人は、飽き足りれば、裏切り、貧しければ盗みを働くと自分の弱さを理解していたのです。

オリンピックで金メダルを取った人が時々「夢を持つことが大切です。夢は努力すれば必ず成ります。」と話しています。しかし金メダルを取れる人は才能がある人に限られた1人だけです。努力しても全員が金メダルを取れるわけではありません。

私は「ほどほど」という言葉が好きです。いわゆる平均的な生き方です。お金持ちになるためには偽りの言葉を用いる時もあるでしょう。またお金持ちになるためにはむなしい言葉を語ることもあるかと思います。最近の政治を見ていると政府の答弁に虚しさと偽りを感じます。日本で最高の大学で学んだ優秀な人たちです。

努力することは大事です。達成感の喜びを経験することは素晴らしいことです。しかし無理なことは良くないと思います。乳幼児の教育に無理強いは良くないと思います。

食べることに満足し、話すことに偽りを持たない。

小さい時の子どもは欲しいものがあったら得るまで泣き止まないことがあります。一度与えるとそれを学習します。自制することが難しくなり我がままをすればなんでも手に入ることが出来ると信じてしまいます。だんだんと自己主張が強くなりゆとりが少なくなってきます。

こひつじ園ではゆとりを持って過ごせたらいいなと思っています。そのためにも保育をする我々の心にもゆとりが必要と思っています。


4月

愛をもって


2018(平成30)年度のこども園が始まりました。園は創立41年目を迎えます。
こひつじ園の教育基本は「聖書」です。そして聖書の基本は「愛」です。ですから我々は子供たちを見るとき「愛」の眼差しをもって仕事をしています。

「愛」は快い言葉ですが実際問題を考えると易しいものではありません。雰囲気の中に置かれる言葉のようです。

しかし聖書は愛を厳しく規定しています。雰囲気で考えていません。「愛は忍耐強い、愛は情け深い。」など15の言葉で規定しています。

育児には忍耐が必要です。忍耐だけでなく情け深い気持ちも大切です。(ここに15の言葉を書くスペースはありません。関心のある方は聖書をお読みください。)

育児・教育は愛が基本です。忍耐を求められます。我々は短気ではいけません。すぐ怒ることが多いように思えます。子供を全体的に見守りそこに至る流れがあります。愛は情け深いのです。こひつじ園は愛の15か条を基本とします。そのために毎朝、朝会で聖書を読みお祈りをしてから仕事を始めます。お互い保育の原点を確認して一日を始めます。

現代は時間の流れが速いです。流暢なことは言っていられないと思うかもしれません。15の中に愛はすべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。ともあります。

この世の中に大切なものが三つあります。信仰、希望、愛です。その中で最も大いなるものは、愛です。愛が無くなると人間生きていけません。子供たちと向き合うとき愛をもって向き合います。

こひつじ園の教育方針を理解くださり応援していただけたらと願っています。

※スライドショーの1人単位の園児写真は保護者の了承を頂いての掲載です